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いまだにソーシャルメディアを使わない4大ブランド(米国)
2013/4/14 ブログ
企業コミュニケーションを考える際、ソーシャルメディアを抜きにして語れないような状況だといえるぐらい、どの企業もソーシャルメディアへの対応を気にされているような感じがします。
しかしアメリカのオンラインニュースサイト「Mashable」の記事によると、この時代においてもソーシャルメディア対応をしていない大手企業が存在する、とその特徴をレポートしています。
【記事要約と雨宮のコメント】
フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアは企業コミュニケーションの世界も席巻したと思われていますが、アメリカではまだ成人の4分の1は利用していない(逆に言えば4分の3は利用しているというのはすごいですね)そうです。
みなさんは「やっていないだろう」と思われるかもしれませんが、ゴールドマンサックスやエクソンモービルのような硬い会社でさえ、現在ではソーシャルメディアを利用しています。
しかし皆さんの良く知っている以下の4つの企業は意外なことにソーシャルメディアを利用していません。
一体なぜでしょうか?
1.トレーダー・ジョー
ユニークなスーパーマーケットで私(雨宮)もファンですが、ここのサイトには一切ソーシャルメディアリンクもオフィシャルなソーシャルメディアもありません。
トラディショナルな広告手法も使わず、ユニークなブランディングを作ってきた会社なので、ソーシャルメディアもまた、彼らにとっては「トラディショナル」に映っているのかもしれません。
2. マールボロ
マルボロに限らず、なのですが、タバコ産業にとってソーシャルメディアはリスクが高く、使いたくても使えない、というのが本音かもしれません。このしわ寄せはブランド認知に大きく響き、インターブランドのベスト100からも落ちてしまいました。
3. バイアグラ
ソーシャルメディア上のスパム広告では一番有名なブランドの一つかもしれませんが、マルボロ同様、企業がオフィシャルで扱うにはリスクが高いブランドの一つと言えるでしょう。
4. アップル
アップルはユーザーとの会話によって理解や信頼を構築しブランドを作っていこうとは考えていないのでしょう。
誤解を恐れずにいうのであれば、ユーザーよりも先を行き、自社の持つ理念を体現した製品やサービスで社会を牽引する、というのがアップルのやり方なのです。
逆に言えば10数年前、誰もユーザーの声を受け止めようとしなかった時代に、自社ホームページ内にいち早く公開掲示板を作り、批判も含めて自由にユーザーの声を聞き入れていたのもアップルだけでした。
自社の考えの通りにコミュニケーションをマネージできるというのは、強力なブランドを持った企業だけができることなのかもしれません。
「ソーシャルメディアありき」で考えるのをやめ、今一度本当に自社が築きたいお客さまや社会との関係とはどういうものなのか?を考えてみるのも大事だと思います。
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