お知らせ

近年、内定後のフォローアップ施策として、「内定者の体験価値」を高める取り組みに注目が集まっています。
とくに企業コミュニケーションの観点では、入社前から組織文化や行動規範に触れることで、自社への理解・共感・期待を育むことが重視されています。

本記事では、ある企業が内定者プログラムの一環として位置づけた「コンプライアンス研修」の実践をご紹介します。
動画は、社員向けに行われた研修のハイライト動画(内定者向けと同じ内容の箇所)です。あわせてご覧ください。
(本動画の広報活用をご承諾いただきましたクライアント企業様には心より感謝申し上げます)

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今回ご紹介する企業では、2026年4月入社予定の内定者に対し、コンプライアンスやビジネスマナーのような研修プログラムを段階的に提供しています。
当日、講師を務めたのは弊社の河原畑です。前職では人事やコンプライアンスを中心に約38年、実務を経験し、現在はクライアント企業様に従業員エンゲージメント向上の実務的な支援を担当しています。

  • 法令遵守(ハードロー)だけでなく、社会的規範や業界の共通認識(ソフトロー)を理解することが、組織文化の土台になると説明
  • 業界特性に即したリスクの可視化
  • 自社の事業におけるコンプライアンス上のリスクを具体的に示し、どのような判断・行動が求められるのかを深堀
  • 過去の業界不正事例を活用したケーススタディ
  • 「守り」から「前向きな実践」へと社員が主体的にコンプライアンスに向き合えるよう、「コンプライアンスの実践は、今の業務のあり方ややり方を見直すきっかけにしていただきたい」と説明

採用広報や内定者コミュニケーションの強化が進む中で、「現場の温度感」を伝えるコンテンツへのニーズは高まっています。

  • 共通言語の形成:社員が学ぶ内容を内定者にも共有することで、「コンプライアンス」に対する理解と認識を入社前から揃えることが可能に
  • 組織文化の先取り体験:価値観や判断基準のリアルな場面を知ることで、組織への安心感や納得感を持ちやすくなる
  • エンゲージメントの種まき:単なる知識の習得ではなく、「自分もこの組織の一員として関わる」という意識の芽生えにつながる

まとめ:採用コミュニケーションの質を高める視点とは

今回ご紹介したように、社員と同じ内容を内定者にも活用するアプローチは、情報共有や価値観浸透の面で非常に有効です。
企業としての教育姿勢やコンプライアンス意識の高さを伝えるだけでなく、内定者の“期待形成”や組織に受け入れられている安心感を提供するという観点でも効果が見込まれます。
内定者コミュニケーションの一環として、実際の職場で培われたナレッジや学びをどう届けるか。

貴社の採用戦略の中に、こうした現場の臨場感を組み込んでみてはいかがでしょうか?

ご興味がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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