お知らせ
今年も5人の仲間と共にIABC(International Association of Business Communicators)の国際会議に出席して来ました。
会場は6年ぶりにニューヨーク。
前回はまさにリーマンショックの数か月前で、タイムズスクエアにほど近い派手な本社ビルのすぐそばのホテルにいたので、秋のニュースを見てびっくりしたのを昨日のように思い出しました。
ニューヨークは4回目ですが、来るたびに安全になってくるのを感じます。
この国際会議は、毎年あまり大きくテーマを掲げることは無いのですが、分科会のテーマを見ているとその年の課題意識が反映されていることがわかります。
今年は以下のようなキーワードが浮かび上がってきました。
ちょうど母音にそろえることができたのでまとめてみました。
A Authenticity 明白な信頼性
E Engagement 語り合い
I Integrity 規範、誠実さ
O Openness 透明性
U You-Individual 個人
特に「Engagement」は頻出していましたが、日本語に訳しにくい言葉ですね。
「Engagement」ができている社員や組織は生産性や業務品質が高く、社会信頼を得やすい。
とか
「Engagement」が低い社員や組織はソーシャルメディア導入が難しい。
というような形で使われています。
言葉自体を直訳すれば「契約」ですが、どちらかというと
「きちんと話し合いが行われていて、社員が会社や組織が目指すものや大事にしているものを理解している」
というような意味でしょうか。
動詞的に読むと
「やる気がある」
と、とれるかもしれません。
上記の5つは「あたりまえ」のことかもしれませんが、海外でもニューメディアの活用の成否は人間の基本的なありかたに拠るというところに帰結しています。
IABC日本支部では今回参加した5名の合同パネルプレゼンテーションの形でこのワールドカンファレンスの報告会を来る7月23日、飯田橋の「東京都しごとセンター」で予定しています。
詳細は近日改めてご報告いたします。