お知らせ
ジョンソン・エンド・ジョンソン社の広報部をスタートさせたローレンス・フォスターさんが10月17日にお亡くなりになったそうです。88歳でした。
詳細は原文(英語)に譲りますが、フォスターさんは1982年に起きた通称「タイレノール事件」で迅速な判断から子危機対応を行い、会社を危機から救いました。
ジョンソン・エンド・ジョンソン社といえば1943年に三代目社長ロバート・ウッド・ジョンソンJrによって起草された独自の経営理念(=クレド)である「わが信条」が有名ですが、これをのちに広く社内提唱することに尽力されたのも
フォスターさんだったそうです。
多くの企業が企業理念やコーポレートスローガンを提唱しますが、社会、ましては社員の腑に落ちておらず、飾りになっていることも少なくありません。
よく、危機管理の話題になると、事前の対応策(リスク・マネジメント)を練り、起きた場合の迅速な対応(クライシス・マネジメント)を行うようにすることが肝要と言われますが、フォスターさんの活動を振り返ると、加えてそれを理解しやすい形で共有(伝承)するコミュニケーターの働きが重要だということがわかります。
The New York Times
Lawrence G. Foster Dies at 88; Helped Lead Tylenol Out of Cyanide Crisis
関連記事
-
- インターナル・コミュニケーションの戦略策定の要点とは ~...
-
去る2024年7月、社会構想大学院大学の柴山慎一教授が担当されるインターナル・コミュニケーションの授業...
2024/9/18 お知らせ, ブログ
-
- 非常事態における“伝える者の責任と葛藤”
~対談:劇場... -
2024年8月16日に劇場公開された『劇場版「アナウンサーたちの戦争」』は、23年夏にNHKで放送されたスペ...
2024/8/29 ブログ
- 非常事態における“伝える者の責任と葛藤”
-
- SMBCビジネスクラブ InfoLoungeにインターナル・コミュニケー...
-
SMBCコンサルティング株式会社が発行する経営情報『Netpress』第2403号に弊社代表のブレッドスミスが記...
2024/8/26 お知らせ, ブログ