お知らせ

国際シンポジウム『国連【世界 水の日】記念・水未来会議2016〜 Climate is Water』に参加

2016/3/2 お知らせ グローバル・海外広報 Kaz Amemiya

昨日(2016年3月1日)はIABCや広報の勉強会に参加してくださっている日本水フォーラム広報の桑原さんのお誘いで、弊社雨宮と日馬が衆議院第一議員会館大会議室で開催された国際シンポジウム『国連【世界水の日】記念・水未来会議2016〜 Climate is Water』に参加してきました。
国連の定めた「3月22日【世界水の日】」に向けた取り組みの一環ともいえる会議です。

大きな会場は満席で、単に環境問題というだけでなく関心の高さがうかがい知れました。

農林水産大臣政務官でもある中川郁子衆議院議員のごあいさつに始まり、トヨタ副社長の須藤氏による基調講演は日本の代表企業としての環境責任を「トヨタ環境チャレンジ2050」というテーマで詳細にお話しされたものでした。
「作った車が排出するCO?は2050年までに9割以上削減することを目指すが、クルマを作ることで排出されるCO?の削減はあらたなチャレンジだ」とお話しされていました。
製造業はその過程で相当量の工業用水を使用しますがトヨタも例外ではなく、使った時よりもきれいにして戻す「プラスの世界」を目指すチャレンジをされているようです。これは先日工場訪問をさせていただいた味の素川崎工場でも取り組んでおり、生産の海外シフトが進む中で日本がベンチマークファブ(工場)となるための取り組みとも言えます。

メインのパネルディスカッションでは国立環境研究所や地球環境戦略研究機構、元厚労省の方とともに日本水フォーラム代表理事の方がSDG(持続可能な開発のためのグローバル目標)の観点から開発国での安全な飲料水、生活用水の確保の対策などについて意見交換がなされました。
水質浄化とエネルギー確保が密接な関係にあること。フィジーなどエネルギーインフラが乏しい地域では「生物緩速ろ過システム」と呼ばれる無理のない淡水化技術などを応用していることなど紹介してくださいました。

日本水フォーラムは活動を「アジア・太平洋水サミット(APWF)」「世界水会議(WWC)」へと展開しています。

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