お知らせ
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年、クロスメディア・コミュニケーションズでは生成AI活用や人事・採用と連携した施策など、お客さまとともに組織課題に対するコミュニケーション活動を推進してまいりました。
生成AIに関しては、有用性を強く実感する一方で、消費電力の問題や偽情報の広がり、教育・経済格差への懸念なども出てきています。そのため、こうした動向を見据えながらリスクと機会の両面を実務に反映することが肝要と考えています。
人事・採用に関連するコミュニケーションのご相談においては、クライアント企業の従業員の皆さまの主体性を活かしながら、課題解決の先にある「組織のより良い姿」の実現をお客さまとともに進めてまいりました。
また2024年は大手企業のみならず、中小企業の方々からもご相談をいただき、コミュニケーションへの関心が一層高まっていることを実感いたしました。人材流動性が進み、採用活動も激化する中で、当社にご相談いただくお客さま企業では対外的な発信のみならず、インターナル・コミュニケーションも並行して取り組む必要性を感じていらっしゃいます。
その背景にあるのが、転職サイトなどの口コミやソーシャルメディアの存在です。採用向けに自社の良いことばかりを発信したとしても、実態と乖離していれば組織に対する不満や不信につながり、離職や悪評を生みかねません。
企業の魅力は社内と社外のどちらから見ても一致していること。これがレピュテーションや組織に対する信頼に大きく影響するということです。
このような外部環境の変化は、従業員を含め幅広いステークホルダーの情報行動や価値観の変容などを通じて、企業に対する評価や関係性をじわりじわりと変えていってしまいます。
2025年はさまざまなデバイスに生成AIが搭載されるようですが、このコミュニケーションデバイスの変化はインターネットやソーシャルメディアの登場と同じように、また急速に人の行動や価値観を変えていくものになるかもしれません。
企業がテクノロジーの進展に対応するということは、技術的な面での取り組みも重要ですが、同時に「人がそれに適応する」、「組織としてそれに適応する」ということも大切な要素であると考えています。その適応とは「合意」であり「納得」であり「協力」です。この適応力はテクノロジーの変化のみならず、自然資本の減少などサステナビリティへの取り組みに関しても同じことが言えると思います。
私どもクロスメディア・コミュニケーションズは、26年にわたりコミュニケーションの専門家として、さまざまな変化に適応し、企業価値向上に取り組む企業・団体の皆さまをご支援してまいりました。
2025年は、これまでの実績を活かしながら、当社メンバーのみならず、長年信頼を寄せる幅広いジャンルの外部パートナーの皆さまとの連携をさらに強化し、企業の変化対応や適応課題に解決策を提案してまいります。
難しい時代だからこそお客さまとの対話をより一層深め、ともに成長し、成果を築いていく所存です。
本年も変わらぬご指導・ご支援を賜れますようお願い申し上げます。
代表取締役 美奈子・ブレッドスミス