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夏休みの読書感想文と「気づき」を得ること

2011/9/3 ブログ Kaz Amemiya

我が家の子供たちの夏休みはあっという間に終わってしまいました。
後半になる彼らは宿題をこなすのにあわただしくなります。
今年は自由研究を手伝ったり読書感想文をチェックしたりしました。

自分のことを振り返ると、物を作ることは得意(大好き)でしたが、読書感想文は何をかいて良いかわからず、苦手でした。息子は息子なりに色々考えて書いているようですが、最近は先生も「解説や評論ではなく、自分が感じたことを書くように」と具体的に指導してくれるので、言葉の巧みさよりも感性の発露を見てくれるのかもしれません。集中を強いられることに辛さは感じていたものの、何とか期日には間に合いました。

そんな子供の宿題を見ていてハッと思ったことは「お客さまの声」です。

ひとつはオンラインショップの「お客さまの声」。
アマゾンの書評でも、ぐるナビや楽天トラベル、価格コムでも良いのですが、現代のオンラインコマースにには「クチコミ」要素が大きな影響力を持っていますね。
私自身もよく読み参考にしますが、端から読んでいると「何を買えば良いのかわからなくなる」という事態に陥りませんか?
あらためて世の中で100点を取るのは至難なのだ、と言うことがわかります。さておき、わたし自身は書かれている内容よりも「その人が何故そう感じたのか?」に着目します。そこに共感を覚えれば「買い」です。

もうひとつは私自身が行うセミナーなどでのアンケートの「お客さまの声」。
参加者からいただく事後のアンケートをいつもじっくり読み、きちんと保管しています。とても励みになるのはもちろんですが、やはり苦言をいただくこともあるのです。たとえば「オンラインコミュニケーションの効果を上げ、コストを下げることについて話をしたとき、「具体的にこの事例の企業はいくらぐらいコストをかけているのか聞きたかった。それがわからないのであれば参加する意味がない」と言われたことがあります。
きっと他社の事例を見て、比較して自社の適性コストをお知りになりたかったのでしょう。
しかしコミュニケーションにかけるコストは各企業の利用目的によっても違いますし、開発も1次開発費だけで計る事はできず、更新管理費、運営管理費(人件費)なども影響してきます。他社との相対評価は難しいのが現実です。
自社なりの指標を持つことでご担当職務に活かしていただけるような具体的なお話を差し上げたつもりですが、もしどうしてもそれを知りたければ「相手に聞く」のが一番です。
その場でそれを伝えられなかったのが反省点です。
私自身、企業でウェブマネージャーをやっていたときは、他企業の方とかなり具体的な情報交換をよくやりました。他業種でも企業の規模感が同じ「気になる」企業を見つけたら、広報部同士で集まって腹を割って話すと良いと思います。

でもやはり、一番うれしいのは「こんな気づきがあった。この話はこんな風に活用してみる」とか、数ヶ月後に「教えていただいたようにやってみたらこんな風に実現した」というようなメッセージです。
そんな事例をまた、他の方にもご紹介していきたいと思います。

あたり前田のクラッカー

 

さて、週明けは宣伝会議、日本経営協会、某企業での社内研修とセミナーが続きます。
ひとつでも多くの気づきを、一緒に得られればと思います。

(写真は本文と関係はありませんが、先日のセミナーの帰りにコンビニで見つけ、つい手に取ってしまいました。なんでも「当たり前」と思わず、新鮮な気持ちで新しい機会に接していきます)

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