お知らせ

あたらしいメガネを作りました。

2011/9/1 ブログ Kaz Amemiya

メガネをかけ始めたのはつい3年ぐらい前で、それまでは裸眼で1.5と1.2と、視力が良いことが数少ない自慢でした。
そんなわたしでも、近ごろ雑誌の小さい文字やCDジャケットの文字が読めない事に気がつきました。
なんだかパソコンのモニターもくっきり見えない。
乱視の度が進んだのか?というのもありますが、見栄を張らず、この春に近所の1時間でできる眼鏡屋さんで素直にリーディンググラスを作りました。

しかし遠くを見るには乱視が進んでいるのは否めない。
そこでこんどは渋谷にある、ちょっと気になる眼鏡屋さんに飛び込んで普段用のメガネも作ってもらいました。
ちょっと気になる眼鏡屋さんには、やはりちょっと気になるメガネがおいてありました。
すべて鉄板打ち抜きの部材だけでできたフレーム。蝶番やネジがまったくないのです。
これはちょっと元工業デザイナーをくすぐるデザイン。
しかも、以前のメガネ(チタンフレーム)とほぼ同じ重さなのにかけごこちが圧倒的に軽い。
重さの配分が違うからのようです。ああ、もうはずせない。

本当は買おうか買うまいか、少し考えようと思っていたのですが、買うことにしました。
その理由はこの眼鏡屋さんの質問力です。

いつ頃からめがねを使い始めたのか。そのきっかけは?
現在どのように不都合を感じているか?
断言はできないが、今後このような視力の変化がおきると思われる。
そのときどうしたいか?
などなど。

すなわち、今のメガネとリーディンググラスの併用、もしくは一定時期後に遠近両用、もしくはリーディンググラス中心にするのか。それらによってメガネの使い分け方とかけるコストが変わってきます。

なるほど、今後自分がどんな考え方をすると、どんな使い方と出費が予想されるのか。
そんな意識をもてたのはとてもありがたかったです。
ひょっとしたらその結果、やはり買うのは辞めよう、と思うこともあるでしょうに。

いままで何回かメガネ屋さんを覗きましたが、たいがいフレーム選んで、検眼して、レンズのグレード決めて、おしまいでした。
言われることは「お似合いですよ」。ほんとかなあ?と思って聴いていました。

この店は、そういうことを望む、理解するお客さんをセグメントして、長く付き合おうとしているんだな、と理解しました。
単に商品やサービスを勧めたり売ったり(実施したり)するのではなく、話を聴くことによってお客さんを選ぶ(選ばれる)。

なるほど!
ちょっと得した気分になりました。

関連記事