お知らせ
IABCのアジアリーダー会議に続き、同じ場所でIABCが共催するワールドPRフォーラムに参加してきました。
PRは本来「パブリック・リレーション」の意味ですが、日本では「プロモーション」と曲解されて使われていることが多いため、このような国際会議でもマーケットコミュニケーション中心なの かな、と思っていましたが、意外にコーポレートコミュニケーション系の話が多く、なかでも企業や社会の中でパブリックリレーションという職能の存在意義を 問い直すような話もでていました。
午後のセッションではフィリピン、ニュージーランド、日本の災害時における社会や企業の対応とコミュニケーション、というセッションが有り、日本から参加したもうひとりのIABCメンバー、林さんが、昨年の3月11日以降の日本企業や社会の対応をプレゼンテーションしました。
それにしても世界中から800人以上が参加する国際会議に日本からの参加は私たち2名、少しさみしい感じがしました。
このような国際会議は単に情報収集だけでなく、いろいろな国の課題を知ることで自国の改題解決やプロとしての職能開発、さらにはリレーション作りができ、得難いものだと思います。私自身も英会話が完璧というわけではありませんが、ブロークンでも話題や意識が近ければ意外に会話は成立します。もしご興味がある肩はお気軽にご連絡ください。ご相談に乗ります。とくにIABCのワールドカンファレンスは来年はニューヨーク開催となり、世界中から2000人近いコミュニケーションプロが集まります。かなりエキサイティングですよ。
2日目のキーノートはリチャードエデルマンさん。コミュニケーションパーソンのパラダイムシフトなどについて語っていました。ソーシャリティ、透明性、共有、関係構築、などのキーワードが出ました。
また、ボーイングのコミュニケーション担当執行役員の話は「ビジネスの大半が海外にシフトした現状では本社主導ではなくリージョンやローカルエンティティの地域や社会の文化や考えをスポイルしないようにコミュニケーションプログラムの権限委譲とサポートを行うのがこれからのコミュニケーションマネージメントだ」というもので、アメリカのグローバル企業がここまで意識変化を持つようになったのかと感動しました。
2日間の会議は濃いものでしたが、終了後ホールの前のスペースでカクテルパーティーがあり、ここでも様々な国の方と知り合い、いろいろな話をすることができました。もちろんIABCのブースの前では仲間が集まっていました。それにしても女性のパワーが圧倒的なのがコミュニケーションの世界ですね。