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「覆面リサーチ・ボス潜入」

数年前にIABC(International Association of Business Communicators)のワールドカンファレンスで、海外の企業コミュニケーション事例として「Undercover Boss」というリアリティーTVが紹介されました。
これは企業の経営陣が自社のセールスやメイクの現場に変装して新人社員(もしくはパートタイマー)として入社し、現場の人がどのようなトレーニングをするか、どんな仕事をするか、どんな課題や不満を持っているかを聞き、そのリアリティから社長の態度変容を見出す(リーダーシップの在り方を見直す)という番組です。

偉くなると人の話を聞かない、とか、固定概念にとらわれると時代の変化に経営が追い付かない、という戒めを経営者自らが積極的に取り入れる機会ともなります。また、種明かしをしたときに社員もそのおごりを反省したり、聞いてくれた社長に感謝したり、さらなる社員エンゲージメントの強化につながるという副次的な効果も高く、リアリティTVの中でも人気が高いプログラムのひとつとなっています。

この番組のコンセプトをNHKが取り入れ、日本版の「Undercover Boss」、すなわち「覆面リサーチ・ボス潜入」という番組が始まりました。
コンセプトは同じですが、どちらかというと日頃目立たない現場の優秀な社員に社長が気づき、感動するという流れが多いようです。

もちろん現場の苦労を社長に理解してもらえることは大きな価値がありますし、現場の士気も高まることでしょう。今後はもちろん海外版のようにマネジメントの態度変容にまで踏み込無事例も出てくると思われます。
新たなインターナルコミュニケーションの取り組み、というには少々突飛かもしれませんが、社員エンゲージメントを高めることに対する社会的な認識が高まってきていることには間違いありません。
もちろんテレビに頼らずとも、各社で考えたユニークな取り組みもまだまだあると思います。

インターナルコミュニケーションや社員エンゲージメントの取り組みは、まだまだ公表される会社が少ないのが現実です。今後もセミナーやお仕事を通してそのような取り組みをされている会社のお話を伺えれば、共有や紹介をしていきたいと思っています。

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