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【現場レポート】新春セミナー第2弾 「グローバルコミュニケーション講座」
2016/2/12 セミナー, ブログ グローバルサイト構築, グローバル・海外広報
広報のグローバル対応って?
自社サイトのグローバル対応を急げと言われけど、何をしたら?
とりあえず英語サイトはある。でも、このまま現地担当者に任せていいのかな……
ビジネスの現場ではもちろん、ニュースやメディアで「グローバル」という言葉を耳にしない日はありません。
今やどんな業種の企業もグローバル化の波にさらされていると言えるのでしょうが、広報・Webサイト担当としては何をどうすべきか、判然としない……
そんなお悩みに答えるべく、CMCでは2月3日、新春セミナー企画第2弾として「グローバルコミュニケーション講座」を行いました。
本当に”海外に響く”コミュニケーションとは
前回(前回レポートのリンク)同様、業種の異なる企業様から、計5名の担当者の方が足を運んでくださった今回のセミナー。
雨宮の冒頭挨拶では、”企業は、企業が伝えたいことと社会が求めていることが違うことに気が付かないと伝わらない(行動化を促せない)“と語り、翻訳だけでは伝わらないグローバルなコミュニケーションのむずかしさをお伝えしました。参加の企業様は、すでにグローバルサイトをお持ちだったり、これから構築する予定だったりと状況こそ異なるものの、皆さん同じところに難しさを感じられているご様子でした。
日本/海外企業のWebサイトを比べてみると
自社のグローバルコミュニケーションについて検討するためには、まず海外在住/出身のステークホルダー(=情報の受け手)が何を求めているかを相手の立場で考えなければなりません。柿原が登壇し、日本企業のグローバルサイトや会社案内を海外企業のものと比べ、それぞれの特徴を解説しました。国や文化が違えば、人々の言語だけでなく「注目するポイント」も大きく異なるため、地域ごとの特性に合わせなければならないこと、その上で本社として世界共通で伝えるべき内容を考えることの重要性を学んでいきます。
”脱・日本人”視点で考える
今回、参加者の反応が特に大きかったのは、ピョンチャン、東京、北京の各オリンピック組織員会によるWebサイトの比較。開催国はいずれも東アジアだというのに、伝えようとする内容も方法も全く違うのです。さらに演習として、 “自分が観戦を予定している外国人だったら“という設定のもと、現状の東京五輪のサイト*の改善案を考え意見交換しました(皆さんのツッコミは、なんとも鋭いものばかり……! )。
*検討の対象としたページは、セミナー開催時点(2016年2月3日)のものです。
コミュニケーションの相手=自社のステークホルダー は何を知りたいか
続く演習では、各参加企業にとってのステークホルダーについて、属性や関心の対象、知らせたいことや望まれる評価などを細かく洗い出していきました。コミュニケーションをすべき「相手」には、立場の異なる様々な人や組織が含まれていること、企業としてその価値を伝えるためには、「誰に、どう感じてもらいたいのか」を考えることが不可欠だと、皆さん実感なさっていたご様子。海外SEO対策や翻訳チェックなどももちろん大切ですが、テクニカルな面はあくまで後からついてくるものなんですね。
もっと知りたい!
セミナーにご参加くださった方からは、以下のようなコメントが。
「国や地域が違っても、相手の立場で物事を考えることが重要だとわかった」
「とても参考になりました! 来期の予算に提案してみます」
CMCとしては、「やってみよう」「うちもできるかも」と思っていただけたのが何より嬉しいところです。
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