お知らせ
昨日、弊社会議室にて左利き用文房具をメーカー様とと共同で開発しよう、というプロジェクトのキックオフイベントが開催され、テレビ2局、プレス3社、メーカー6社が集まる盛大なプレスイベントとなりました。
もし右利きの皆さんが、
・目盛りが右から振られている定規
・そそぎ口が右側についている急須
・刃が逆交差しているはさみ
を使おうとしたら、どんな気持ちになるでしょう?
そんなモヤモヤを感じながら、私たち左利きは生きてきました。(少し大げさ)
今回、左利き記念日(2月10日=0210=レフト)を持つ文房具店店主、浦上裕生(菊屋浦上商事)さんが主導を取り、2020年に向けたバリアフリージャパンの一つの提案として、私たちが感じてきたモヤモヤを一つでも解消できるよう、21個の新たな左利き用品をメーカーの方々との意見交換を通して開発しよう、という趣旨で「Lefty21」というプロジェクトをスタートさせました。
文具メーカー様と一緒に考えるこの「Lefty21」プロジェクト。
わかりやすくいえば「左利きグッズの日」製作委員会のテーマは下記の「3S」、すなわち
・スペシャリティ(真剣にモノづくりに取り込むプロ集団)
・ソサイティ(社会の多様性を考える)
・サティスファクション(みなハッピー)
となります。
浦上さんは両利きですが、100種類以上の左利き用品を世界中から集め、専門コーナーを持つ世界で唯一の文具店を相模原に開いています。
あえてこの時代にネットショップをやらないのは、来店したお客さまからお目当ての商品以外の左利き製品について商品について広範なご意見を伺うことができるからだそうです。時には海外からもお客さまも訪ねてくるそうです。
今回。一流メーカーの方々が集まり、私たちの思いを真剣に聞いてくださいました。
メーカーにとっては日本の人口の約1割といわれている左利きマーケットですが、商売上のメリットはそれほど大きいとは言えないかもしれません。しかしその利便性への課題解決を一緒に考えることで、新たな商品のヒントになると考えていただけているのかもしれません。
実際、今回のアイディア会議でメーカーの方がサンプルで持ち寄ってくださったものの中には、左利き用とは謳わないものの立派にバリアフリー化しているものもありました。
1。プラス社のカッター、「オランテ」(刃のスライダーが上部についている)
2.ゼブラ社サラサ・ドライ(速乾性で手が汚れない)
3.スタビロ社のイージーエルゴ(正しい持ち方を示唆しながら左右どちらでも使いやすいシャープペン)
あまり利き手に固執せずとも多様性を吸収する日本や海外の文具の底力を感じました。
今回、プレスイベントという形で多くのメーカーの方々に集まっていただきましたが、メディアの方々の前でアイディアを持ち寄ることで私たちもメーカーの方々も使命感が高まったのは間違いありません。
今後も様々な可能性を追求し、ユニークな商品を世に送り出せるよう、プロジェクトを盛り上げていく所存です。
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