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夏休み初日に企業コミュニケーションでできること

2017/7/21 お知らせ, ブログ ソーシャルメディア, 傾聴, 働き方改革 Minako Breadsmith

公立小中学校に通うお子さんをお持ちの方は、今日から夏休み初日を迎えたのではないでしょうか?大変なお弁当づくりの日々がはじまり、ツイッター上でも #夏休み初日 がトレンドキーワードにのぼっています。

企業がこのようなキーワードにのせてソーシャルメディア上で投稿を行えば、顧客やその他のステークホルダーと接点を獲得するよい機会となります。しかし、何を語るかが重要です。企業のコミュニケーション担当者であれば、「何を投稿したいか?」から考えはじめてしまいがちですが、まずは「人々はこのキーワードで何を語っているか?」を見てみましょう。

#夏休み初日 のキーワードでは、夏休み初日を迎えて、楽しそうに友達と遊んでいる若い世代の投稿が多いです。別のキーワード #学童 で検索してみると、まったく違う感情で夏休み初日を迎えている方々の投稿が並びます。

暑い季節に学童へ持っていくお弁当を毎日つくるのも大変です。また、学童に入れない児童が多い現状も大きな社会課題です。

学童保育待機児童、過去最多の1万7203人 4~6年生で増加

共働きなどで親が自宅を留守にする小学生を放課後に校舎や児童館などで預かる放課後児童クラブ(学童保育)について、厚生労働省は16日、平成28年5月1日時点で希望しても利用できなかった待機児童が1万7203人だったと発表した。

(2017年1月17日 産経新聞 http://www.sankei.com/life/news/170117/lif1701170025-n1.html)

企業にとってみれば、ビジネスとは無関係な夏休み初日ですが、これに影響を受けている社員は少なくないと思います。社会課題の解決や女性の活躍を掲げる企業であれば、エンゲージメントのタイミングとして捉えるだけではなく、当事者として検討を深めることができるきっかけとなるでしょう。

 

企業のソーシャルメディア担当者は、自社の投稿計画に沿って、発信することばかりに気をとられがちです。しかし、ソーシャルメディアツールは傾聴に最適なツールです。そして社会の声を社内にフィードバックするのもソーシャルメディア担当者の役割です。

加えて、社内にフィードバックされた情報は、部門をまたいで共有されるべきであると考えます。社会の声を活かすということは、具体的な行動化です。ソーシャルメディア担当者が社内に幅広いネットワークを持ち、社会を代弁することは、社内に行動化への気づきをもたらすことにつながります。(もちろんソーシャルメディア担当者にその役割を担わせるためには、経営からのコミットメントが前提条件ですが。)

そして、傾聴の機会はソーシャルメディアだけではありません。

経営層が社会変化に敏感で、トップダウンコミュニケーションで迅速に行動化へと進む企業もあります。

また、社内にコミュニティグループ(保護者、女性、性的マイノリティ、民族など様々な視点を持った社員)をつくり、そこで当事者たちが課題を共有し合うことでヒントを得る場合もあります。(参考企業:Goldman SachsBoeingGoogle など)

傾聴した社会ニーズを社内の制度や仕組み、製品・サービスなどへと活かしていくには、組織の枠に捉われず議論することが大切です。

加えて、社員が活発に議論した新しい取り組みを行動化へと迅速に発展させるためには、経営層が社員に対して「社会に対応するために、これまでのやり方を変える」と強く鼓舞する姿勢が不可欠です。

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ご参考までに、会社学童を導入した企業に関する記事をご紹介します。

ウェザーニューズ、企業内保育園『WNI RAIN KIDS HOUSE』を開設(2015年10月19日 ウェザーニュース)

夏休みの「会社学童」広がる(2015年8月5日 NIKKEI STYLE)

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