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オウンドメディアリクルーティング: 採用に寄与する企業コミュニケーション

2019/2/27 ブログ Googleしごと検索, オウンドメディア, リクルーティング, 企業ウェブサイト, 企業ブランディング, 採用, 採用コミュニケーション Kusumegi

Googleは2019年の1月23日にGoogleしごと検索を日本でリリースした。
この展開には背景に採用業界の採用活動における大きなシフトが見受けられる。
Google for Jobs」は米国で2017年6月にリリースされ、海外サイトでは既にリリースされているGoogleの検索機能である。
背景にはGoogleにおける検索の3割が採用、就職目的に使われているという調査結果があり、その最適化に努めるための機能展開と考えても過言ではないだろう。

ただ、海外と日本国内では、新卒採用や終身雇用制度などをその例として、就職のプロセスも業界も大きく異なる点が多い。
海外ではインターネットの普及につれて、消費者、ステークホルダーから企業側のコミュニケーション力や透明性が厳しく求められるようになった。
企業が直接消費者とコミュニケーションが出来る術がある為、企業側はマスメディアに頼らず、自社メディアの構築に努めるようになっている。
これは採用面でも例外ではなく、「オウンドメディアリクルーティング」と呼ばれる概念が確立されている。

オウンドメディアリクルーティングとは、他社メディアの掲載などではなく、自社がコントロールするSNSアカウントやウェブページで採用を公募し、リクルーティングする手法である。
自社サイトにある採用ページなどが良い例であろう。
国内の企業の人材採用においてはリクナビやマイナビ、最近ではビズリーチなどのサービスを使い、人材確保を行なっているのが一般的である。
人材紹介サービスや仲介業者は結果が早く、スピードと量を求める採用では必要な手段だ。
ただし、仲介業者を使わずとも採用応募が来る企業とそうでない企業の差は企業のブランディングだと考える。
業界特性はあるだろうが、その業界における大手か否かより、その企業が認知されているか、または公募していることが分かりやすいか否かがポイントなのではないだろうか。

・「あの会社で働いてみたい」と求職者に思わせるコミュニケーションは確立されているのか?
・そう思わせる要素を公開しているのか?
・実際にそう思う環境なのか?

過去に比べて企業は情報を発信する選択肢がある。
世の中にあるあらゆるコミュニケーション手段を有効に使い、自社の魅力を積極的に伝えることがブランディング、マーケティング、採用のポイントと仮定すると、今回紹介した「Google しごと検索」は一つのツールでしかない。

ただ、オウンドメディア化が進む時代背景において、自社と社会とのコミュニケーションを進化させる貴重な第一歩であることは間違いなさそうだ。なおクロスメディアコミュニケーションズでは、「Google しごと検索」への対応をサポートしておりますので、お気軽にこちらまで、ご相談ください。

参照元:
“A New Hunting Ground: The Changing Face of Job Searches” business.com Feb.22, 2017
https://www.business.com/articles/the-changing-face-of-job-searches/?utm_source=hrt&utm_campaign=2252&utm_term=lewiskoch

“What is Google Jobs and How Can You Use it to Your Recruitment Company’s Advantage?” HR Technologist Sep.05, 2018
https://www.hrtechnologist.com/articles/recruitment-onboarding/what-is-google-jobs-and-how-can-you-use-it-to-your-recruitment-companys-advantage/

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