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50年前の本が語る「変わらない」PRの本質
2019/11/27 お知らせ, ブログ PR戦略, コミュニケーション人財, コミュニケーション戦略, 企業広報, 広報戦略
私の会社には職業柄、企業コミュニケーションや広報、PRに関する様々な本があります。
「読みたい」と思ってずっと手元に置けなかった本のひとつが、1969年にダイヤモンド社から出版された『PR戦略入門』(加固三郎著)でした。
今から半世紀も前にPR戦略についてまとめている人がいるなんて、それだけでも驚きです。
地味な本かもしれませんが、中古でもオンライン書店ではプレミアが付いていて、ずっと興味がありながらもなかなか手が出ませんでした。
しかしつい最近、ネットで格安で販売しているサイトに出会い、やっと入手するに至りました。
古い本を読める悦びは、時代の流れとともに「変わったもの」の中に「変わらないもの」を見つけることにあると考えます。
熱望して手に入れたこの本にも、期待通り今の時代にも通じるエッセンスを沢山見つけることができました。
冒頭で著者の加固三郎さんは、「PRの理念は経営のこころの問題を血の通った形に社会に可視化することだ」と言っています。
コミュニケーションに関わる人にとっての大切なことは、50年前と何も変わっていないと私自身感じさせられた一文でした。
メディアリレーションやインターナル・コミュニケーションなどは、企業や団体にとって重要な役割ですが、単に「役割としての仕事」で広報を捉えているといつまでも戦略的な人材は生まれてこない、という教訓です。
コミュニケーション職は、社外や社内(経営や社員)の意見を傾聴し、人間味を持ってその課題解決に当たる必要がある、という学びを約半世紀前の本から改めて学んだ次第です。
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