お知らせ

急なメールや電話。
上司からの飛び込みの用件。
日々の業務タスクは思うようにさばけないものです。
皆さんは手帳やメモ帳、ネット上のスケジューラーなどに行動予定をあらかじめ書いておられますか?
ただでさえ日々行き当たりばったりで毎日の仕事は埋まっていくのに、もはや業務タスクをあらかじめ書き記す意味があるのかと思った方は一人二人ではないはず。

しかし、書いておく意味はある、と私は考えます。

遠い昔、新入社員時に参加した「時間管理」のセミナーでは、ワークショップで自分の人生の価値観をひたすら書かせられました。
講師曰く、「人の判断基準はその人の価値観によるもの」なのだそうです。

業務タスクを予め書くのは面倒ですし、考えるためには〆切や後工程などの「根拠や指針」が必要ですが、その「根拠や指針」はすなわち「価値観」であり、無計画・無意識に取り組む仕事の順番も行き着くところその人の「価値観」であるのです。
業務タスクが溢れ出した時、最初に手を動かす仕事のは自分が大事にしている価値観に照らし合わせて決めていると言えます。
業務タスクを書き出すことは、あらかじめ仕事に優先順位をつけることでもありますが、突発的な物事が発生した先に、改めて優先順位をつけ直すための備忘録でもあります。
そして、これはデジタルツールをつかったから解決するものではなく、根本的に「人の価値観」に基づくものです。

私はあのセミナー以来、スケジュールに業務タスクを記すことを続けています。
当然価値観は年とともに変わっていきます。
気づいた時に気軽に見直せばいいのです。

「自分の価値観」に沿って行動する。
シンプルですが、経営者となって久しい今でも、心からその重要性を認識しています。
ご自身の価値観、可視化してみませんか。

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