お知らせ
日本発のソーシャルメディアサービス「note」の人気が高まっています。
1月30日の「note」の公式発表によるとnoteは月間アクティブユーザー数1,000万人以上、100万人以上の会員を持つそうです。
「note」は、FacebookやTwitterなどの海外から人気が派生してきたものと異なり、株式会社ピースオブケイクが運営する国内発のソーシャルメディアプラットフォームです。この運営会社は元々「cakes」という定額課金のコンテンツプラットフォームを展開していました。
「note」、「cakes」について、CEO加藤氏は以下の記事内のコメントでわかりやすくご紹介していました。
cakesは週150円・月500円で2万本近い記事が読み放題になるウェブメディアです。50社以上の出版社と提携してコンテンツを配信し、インターネット上で雑誌に代わる新しいメディアとなっています。cakesは作家・クリエイターが記事を書いていますが、これからは作家だけでなく誰もが表現する時代に変わっていきます。そのためのサービスがnoteです。
事業構想 Project Design Online 2018年7月号
「note」はブログと似ていますが、いくつかの特徴があります。
• 基本無料(閲覧・投稿等)
• コンテンツに課金ができる
• 「サポートする」で投げ銭ができる
• 小説、エッセイ、写真、動画など様々なコンテンツを投稿できる
• 複数の記事をまとめてマガジンが作れる
それと、感覚的なものですが、魅力的な発信者が多いような気がします。
魅力的な発信者というと、例えば、誰か?(プロフィールはご本人のものをご紹介します。)
落合陽一 https://note.mu/ochyai
メディアアーティストで光や音や物性や計算機メディアの研究をしているような感覚的物書きで博士持ちのスナップシューターです。多様性社会を目指す波動使いの准教授。
篠田真貴子 https://note.mu/hoshinomaki
Moving on to wherever my instincts guide me. CFOだったこともある二児の母。
けんすう https://kensuu.com/
19歳で学生コミュニティ「ミルクカフェ」、22歳くらいで「したらばJBBS」をやる会社の社長になり、ライブドアに事業譲渡。その後、リクルート社で3年ほど新規事業を担当し、2009年からnanapiというハウツーサイトをリリース。2014年にKDDIにM&Aされました。
ハヤカワ五味 https://note.mu/hayakawagomi
キュ〜トでクレバ〜な経営者。ランジェリーブランド feast/ワンピースブランド ダブルチャカ/ラフォーレ原宿 LAVISHOP等を運営している株式会社ウツワの代表取締役です。服という”纏う哲学”についてと、”透明な売上を立てる経営”を日々考えています。
三輪 夏生(みわ なつき)/ 三輪もーにんぐ https://note.mu/natsuki_miwa
イラストレーターの三輪夏生です。1987年生まれ岐阜出身・東京三鷹在住。日々の暮らしを漫画やイラストにしています。
上記のように、研究者からビジネスパーソン、イラストレーター、コラムニスト等、色々なジャンルの魅力的な人が飾らない姿勢と言葉で綴る雰囲気が、「note」の魅力のひとつではないでしょうか。
ソーシャルメディアプラットフォームのコミュニティが持つそれぞれの雰囲気は、言葉で表現しにくいところもありますので、ぜひ一度回遊し、その雰囲気を肌で感じてみてください。
個人の発信力向上や個人間の相互支援はギグエコノミー活性化の予兆か
コンテンツに課金ができる「note」の会員数の拡大は、日本においてもギグエコノミー(Gig Economy)という新しい経済基盤ができつつあることを予感させます。
ギグエコノミーとは、インターネット経由で単発の仕事を依頼・受注する仕組みのことです。自由な働き方ができる利点がある一方で、福利厚生面の課題があることも不安視されています。
とはいえ、一説によると向こう6~7年で世界のギグエコノミーの市場規模が37兆円に成長するとの試算もあり(※)、「note」のようなコミュニティに理解を向けることはビジネスパーソンの感性を耕すことになるでしょう。
そして、今以上に個人の発信とキュリエーション力がビジネススキルとして欠かせないことを考えると、手持ちのソーシャルメディアでの発信もある種のトレーニングかもしれません。
※「働き方が変わる 拡大するギグエコノミーとは」MUFG Innovation Hub
https://innovation.mufg.jp/detail/id=293
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