お知らせ
わたしが代表を務めさせていただいているIABCジャパンは8月2日、東京飯田橋の東京仕事センターにて、6月に北米サンディエゴにて開催された2011年IABCワールド・カン ファレンスの報告会を実施しました。
今年はワールド・カンファレンス初参加のメンバーが増えたため、複数のプレゼンターから豊富な事例が発表されました。
まずは、ジャパン・チャプター代表の雨宮より、改めて今、企業に問われるコミュニケーション人材の意義とカンファレンス全体の講評レポートがありました。
プレゼンテーションはコミュニケーション・プロフェッショナルの価値はどこにあるのか?という提議から スタートしました。
会社がなぜそのビジネスをやっているのか?
お客さんが商品やサービスを買う理由は?
それを社員全員が理解していないとビジネスが成立しない時代。
だからこそ、誰がどうやって伝えるのかが重要。
そこには旧来のマーケティングや広報、総務、人事、経営企画といった職能枠を超えた課題解決型の人材や組織モデルの可能性が高まってきているのです。
そんな人材や組織を創出し、企業や社会を元気にする。
これがIABCジャパンからのメッセージです。
日本でIABCに参加するメリットは、端的に言えばグローバルにも対応可能なコミュニケーション事例 (経験値)とそれらを有する人的あるいは組織的ネットワークの共有となります。
マーケティングや広報などの職能団体は国内外に多数ありますが、企業活動の課題にフォーカスし、その解決に向けて職能を超えた(コミュニケーションの)プロとして議論し、研鑽する団体は少ないのです。
「知識を得る」ことよりも、「考える場」として活用していただきたい、と考えています。
わたしたちは日本におけるビジネスコミュニケーションの実践リーダーを作ることが使命だと考えています。
「組織を超えて課題を解決する」ということは簡単なようでいて、組織にとらわれがちな日本の企業にとってみると意外にハードルがあるようです。
今までお問い合わせをいただいた多くのコミュニケーション担当者の方からは「興味があっても動けない」という意見はまだ多く見受けられるからです。
まだまだ認知や理解に時間がかかるかもしれませんが、ゆっくり確実に活動を進めて いくつもりです。そのなかで、プロへの一歩を歩むきっかけとなれば幸いです。
今後はテーマ別の勉強会や英語文献の翻訳・紹介などを、月1回程度実施していく予定であるほか、FacebookやTwitterなどでの会員間交流も進めていきます。
続いてカンファレンスの報告に移ります。
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