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一番怖いマドンナ
2011/11/11 ブログ
私がいま、多少まともに生きていられるのは、文人画家の大家であられる西松凌波さんによるところが少なくありません。西松さんとのご縁は古く40年以上前にさかのぼり、私の小学校の図画工作の先生でありました。当時利かん坊の私は特別先生に目をかけていただき(叱られ)図工の時間が道徳の時間に替ったことも1度や2度ではありませんでした。今でもたまに気が抜けそうになると、あの「雨宮!」という声が耳元に蘇ります。
さてご縁とは誠に不思議なもので、そんな出来損ないにも関わらず、たまたま美大に行った、というだけで先生は未だに展覧会のお知らせをくださいます。しかし仕事やその他のタイミングで何度か不義理を繰り返し、同窓会では「言ってもお前さんはなかなか顔を出さないし」と言われる始末。
過日は京都での展覧会。普段ならなかなか行くことは叶いませんがここ数ヶ月大阪の仕事を頂いているため幸い機会がありましたので、先日少しだけ早出をし、京都に1時間立ち寄ることができました。
かつては子供と大人でしたが、普通は40年も経つとだいぶ近くに感じるようになるものです。しかしそういった経緯もあり、やはり先生の前に立つとどうしても緊張がとけません。そんな私でも快く迎えお話してくださりとても嬉しかったです。
(顔が緊張しているのがお分かりでしょうか?)
先生の絵は、とても清々しく、観る者の背筋を伸ばしてくれます。
いつか手元に置かせていただきます。もう少し待ってくださいね、と目でご挨拶してきました。
画業を続けて45年。絵筆の先に自分を凝縮させる!!
文人画家・西松凌波(内海久子)さん
http://www.kcn-net.org/my_kamakura/mykama_38.html